2011年6月21日火曜日

被災児童支援チャリティ@アントニーご報告

vide grenier festif à Antony主催者であるAssociation primaverasの皆さんやパリ小町の方々、その他たくさんの方々のご協力のもと、884,10€の寄付金を集めることができました。

当日は雨がぱらついたり日がかんかんと照ってきたり、日がかげり肌寒くなったりと最近のパリの気まぐれな天気に多少悩まされましたが、無事チャリティイベントを終えることができました。

いわゆるマルシェ(市場)、Marché aux puces(蚤の市、フリーマーケット)はフランスでは大抵プロの商人が店を出すことがほとんどですが、vide grenierとは物置を空にする、つまりいらなくなった不用品を使ってもらえる人に譲り役立ててもらいたい、又はただ捨ててしまうよりは売ってお小遣いを稼ごうというような人が出店する場です。私たちがチャリティ出店をしたのもパリ郊外の町で開催されたvide grenier ヴィッド グルニエでした。

というわけで、私たちのブース以外の出店者は捨て値で売っていたわけですが、私たちは新品同様のものや手作りの品もあり、なるべく寄付金が集まるようにと値段を高めに設定していました。震災後100日を経過しフランス人の頭からは震災発生時にテレビで何度も流れていた衝撃的な映像は記憶のかなたに沈みつつあり、地震で被災した子どもたちのためのチャリティだからあまり値段は下げたくないんですと言ったときの反応も様々でした。

色々なお客さんが訪れる中、やはり日本人の友達がいるとか、原子力関係の仕事をしている人などは何も買わずにただ寄付をしていったり、がんばってねと声をかけてくれました。



躰道のデモンストレーションや民話の語りなどは私たちも楽しめたし、フェイスペインティングや指圧もお客さんがまばらになったときにはやってもらったりして、震災のことを改めて考えると同時にその場にいた皆との連帯感(Solidarité)も芽生えたように思います。




この日はパリ市内でも様々なチャリティイベントが行われていました。マドレーヌ寺院でのコンサート、日本人幼稚園で子供向けのおもちゃ交換などのチャリティイベント、またパッサージュ(横丁)ではLABO LOVE JAPONによるお菓子の販売、子供に向けたアトリエを始め、琴、アコーディオン、室内楽、和太鼓など日仏アーティストによる催しなどなど。

地理的にはフランスは日本からずいぶん離れているし、震災が起こった日から時間もずいぶん流れているけれど、今でもフランス各地で大小さまざまなチャリティイベントが行われています。私たちも微力ながら石巻の子どもたちのために何かすることができて有意義だったし、皆の心は日本の被災者の皆さんのそばにあると感じることができた一日でした。

今回のチャリティで集まった寄付金はお知らせにも書いたように、宮城県石巻市のNPO法人スポーツ振興サポートセンターさんが行っている被災児童に運道具を贈るプロジェクト『わんぱく復興プロジェクト』に寄付させて頂きたいと思います。スポーツを通して子どもたちの笑顔や笑い声がまちいっぱいに広がりますように。

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